第28回新唄大賞に石原朝泰さんとお弟子さんたちが出演!

2017年03月01日

来たる3月5日(日)17時30分から、ミュージックタウン音市場にて行われる、「ROK 第28回新唄大賞」の公開審査会に、石原朝泰さんとお弟子さんたちのユニット「アパラギ7(アパラギセブン)」さんが出場されます!
石原朝泰さんは、第18回ふるさと歌自慢決勝大会で優勝された唄者で、沖縄宮古民謡協会・琉球民謡協会の教師でいらっしゃり、栄町ロータリーにある「遊処 永楽」の大将でもあります。
毎年6月~11月の最終土曜日に行われている栄町市場の屋台まつりでは、いつも民謡と、ラストのカチャーシーで皆を楽しませて下さっています。近年は、お弟子さん達のユニット「アパラギ7」(アパラギとは宮古方言で、美しい、美人という意味です)が師匠の朝泰さんと一緒に舞台を盛り上げていらっしゃいます。
また最近では朝泰さん、ダニエル・ロペスさんのドキュメンタリー映画「カタブイ」でも歌っていらっしゃいましたね。

さて、新唄大賞で歌われる予定の「アパラギあやぐ」は、JAHMAI(ジャメイ)さんが作られた歌なのだそうです。ジャメイさんは、「韓国を代表するレゲエアーティスト・クリエイティブなアーティスト」なのだそうです。現在は沖縄に転居され、お祖母様が宮古島の方ということもあり、石原朝泰さんが三線の師匠なのだそうです。
どんな歌なのか、聴いてみたいですね!
また、最近パパになられたフローリアン・ブリカールさん(リンクが少々古いので、こちらもあります)も朝泰さんのお弟子さんです。一番弟子の幸子さんやミキさんをはじめ、アパラギ7のメンバーが盛り上げます。
公開審査当日は、「みんな出るよ~!」とのこと、楽しくスペシャルな演奏を拝見出来そうでワクワクです!
下記は、ラジオ沖縄さんのサイトより。

第28回新唄大賞 第一次審査通過者14組

1. かなさーうちなー/やまじん太郎
2. 泡盛音頭/照喜名 竹美
3. 目笑美らさ/石嶺 愛莉
4. りちゃりちゃ行ちゅみ読谷山/波平 広光
5. 我肝染まてぃ/山城 香
6. マチグワァーソング/童舞 花わらび
7. 抜ぎ走い毛遊び/與那嶺 眞裕(ヨナミネ タダヒロ)
8. 恋ぬ板橋/仲田 順市
9. アパラギあやぐ/アパラギ7
10. 親ぬ御恩/伊是名 武弘
11 .淋しさや一人/高野 公子
12. 双葉美童/高那 真清
13. 今帰仁宝島/石嶺 とあに
14. 島・加那志/吉川 徹

公開審査会:平成29年3月5日(日) 午後5時~午後8時
場 所:コザミュージックタウン音市場
司 会:喜屋武均、金城奈々絵 (ラジオ沖縄アナウンサー)
ゲスト: 大東人(第27回新唄大賞グランプリ)
チケット:前売り1,500円、当日2,000円

チケット販売
沖縄市:ミュージックタウン音市場 、キャンパスレコード
那覇市:高良レコード 、ラジオ沖縄
お問合せ:ラジオ沖縄 TEL:098-869-2214


  

Posted by うみかじ at 23:50Comments(0)Live,公演など三線

映画「カタブイ~沖縄に生きる~」、珠玉の作品です。

2017年02月14日

今月2月4日より、那覇市の桜坂劇場にて、映画「カタブイ~沖縄に生きる~」が公開されています(3月3日まで)。
遅ればせながら観てきました。

監督は、沖縄在住のダニエル・ロペスさん。スペイン系スイス人の映像作家・写真家で、2003年に沖縄に移住、沖縄テレビの情報番組「ウィンウィン」で数年、パーソナリティを務めておられたこともありました。
栄町にもよくいらっしゃり、地元では親しみをもってよく知られた方だと思いますが、そのダニエルさんが制作された映画は・・・。

最初のシーンから映像が美しく、始まって2~3分で涙が頬を伝いました。
この映画には主に7名の方々が登場されて、話をなさるのですが、そのいずれの方の言葉もまっすぐに心に響き、この映画に出会えたことに感謝したくなります。
*語る方々:糸満盛仁さん、上原新吾さん、上間康弘さん、金城実さん(彫刻家)、新城利枝子さん、渡慶次馨さん、宮城茂雄さん。

私は、映画に登場する糸満盛仁さんのお店「生活の柄」や石原朝泰さんのお店「永楽」さんをはじめ、栄町市場をめぐる方々には多少馴染みがあるのですが、そういったことは関係なく、宝物のような映画だと思いました。
私の沖縄での氏神様であるなんみんの、獅子舞を拝見できたのも嬉しかったですし、お友達の糸満盛仁さんの御祖父様である糸満盛彬さんのお姿にはただただ涙が流れました。(奥でカジマヤーをなさった時にお祝いにお伺いさせて頂いたことがとても有難い思い出です)

見慣れた景色も、身近なのに知らなかったことも、訪ねたことがない所やお会いしたことのない方々も、全てのシーンで、絶妙な温かさの距離感で、何かが伝わってくるのは、こちら側でカメラを回すダニエルさんの、才能なのか人そのものなのか。
「自由に必要なのは、翼ではなく根だ」というダニエルさんの言葉が心に響きます。


スイスで9週間のロングラン上映を達成したこの映画は、現在のところ、この桜坂劇場でのみの公開となっています。
この珠玉の映画を、スイスと沖縄のみでしか上映しないのは、本当にもったいないと思います。この映画を観に来るためだけに、沖縄に来てほしいと思うくらいの作品だと思います。

桜坂劇場での上映日程はこちら

  

Posted by うみかじ at 21:27Comments(0)Live,公演など

映画「島々清しゃ」、1月21日より公開です。

2017年01月20日

明日1月21日より、新藤風監督作品「島々清しゃ」が公開されます。(劇場情報はこちら。沖縄では桜坂劇場にて。)
映画「島々清しゃ」(しまじまかいしゃ、と読みます)は、慶留間島で撮影された映画です。

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「日本映画史にその名を刻んだ故新藤兼人監督の孫の新藤風監督が、11年ぶりにメガホンをとった長編監督作「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」が公開する。子役の伊東蒼安藤サクラのダブル主演で、沖縄・慶良間諸島の小島を舞台に、音楽を通じて人と人の絆を描いた。本作のタイトルにもなった沖縄民謡で歌われる、南の島の清らかで美しい佇まいが、登場人物と観客を優しく包み込む作品だ。(中略)

特殊な音感を持っているために、変わり者扱いされている少女うみは、東京から沖縄へやってきたバイオリニストの祐子と出会う。うみは、祐子と地元のサックス奏者が指導する吹奏楽部に参加し、頑なに閉ざしていた自分自身を少しずつ解放していく。伊東が少女うみ役を、安藤が祐子役を演じる。
----------------------------------------------(映画.com速報より)---

脚本と音楽監督は磯田健一郎さん。金城実さんや、津波俊之助さん(津波信一さんのご子息)も出演されています。
実は私共の三線の師匠、金城盛長先生も出演・演奏しております。その関係で先行上映会で拝見しましたが、素朴なのにグッと胸にくる、うちあたいする言葉にハッとして知らずに涙が流れる、純粋でいい映画だと思います。桜坂劇場での上映は今のところ二週間ほどですので、ぜひお早めにご覧くださいませ。
なお、初日1月21日には舞台挨拶とミニライブがあります(桜坂劇場)。
1回目(11:20)上映後、舞台挨拶
2回目(14:00)上映前、舞台挨拶+ミニライブ
登壇者:磯田健一郎さん、金城実さん、金城盛長さん、津波俊之介さん、慶留間島の子どもたち。


そして1月22日には、音楽監督の磯田健一郎さんがこの映画のメイキング本を出版されるのに伴い、ジュンク堂那覇店でトークイベントがあります。
編集室屋上刊 「沖縄、シマで音楽映画『島々清しゃ』ができるまで」トークイベント
日時:2017年1月22日(日)13時~
場所:ジュンク堂書店那覇店地下1階イベント会場
出演:磯田健一郎さん(著者) 金城盛長さん(民謡歌手)
司会:新城和博さん(ボーダーインク編集者) 

旧知のお三方が繰り広げるトークイベント、楽しい時間になりそうです。ぜひお運び下さい。
  

Posted by うみかじ at 23:23Comments(0)Live,公演など

本年もあと半月となりました。

2016年12月14日



大変ご無沙汰しております。以前は毎日のように書いていたこのブログですが、今年はこれ以前に4度しか書かないうちに、あと半月で今年も終わろうとしています。少し早いですが、振り返りたいと思います。

本年は、昨年末からの頚肩腕症候群&頚椎症そして副鼻腔炎に悩まされながらも何とか腕の痛みは治まり、3月21日には弟子仲間と山里恵子先生の独演会の地謡を仰せつかり、初めての国立劇場の舞台に立たせて頂きました。恵子先生、本当に有難うございました。



昨年に引き続き、八重山音楽安室流室山会の会計、琉球民謡音楽協会の理事を務めさせて頂きました。入会以来、師匠をはじめ多数の先生方にお世話頂いたからこそ数々の行事に参加することが出来たので、教師免許を頂いた身としてはほんの少しでもそのご恩返しが出来ていればいいのに、と願うばかりです。


また、本年も口惜しい思いが絶えない年でもありました。昨夜はオスプレイが名護市安部の沿岸部に墜落し、米軍の規制線が張られて日本は近づくことすら出来ませんでした。
4月には米軍属の男性がむごい事件を起こしました。(こちらお読み下さい)





高江のヘリパッド建設も、12月22日予定の米軍北部訓練場の返還式に間に合わせようと工事が強行されています。



私は内地出身の沖縄県民ですが、辺野古や高江への新基地建設には反対です。理不尽なことには到底納得出来ません。


さて・・・・・。8月6日には、第二回「みーどぅんの祭典」が行われました。
こちらも弟子仲間と地謡を務めさせて頂きましたが、本当に勉強になり楽しい公演でした。


(川井民枝道場の先生方と。)

10月1日からは、弊社に入社して9年半で、初めての異動となりました。別の部署で新たに勉強する機会を与えて頂き、感謝しております。まだ一生懸命覚えている最中ですが、引き続き頑張って参りたいと思います。

そして、10月15日、2年に1度開催されている第6回 とぅばらーま糸満大会に出場させて頂きました。歌詞が、聞いて下さる方々に、どうか伝わりますように、との一念で歌いました。素晴らしい唄者の方々がいらっしゃる中、特別賞を頂き、本当に恐縮しております。今後とも精進して参りたいと思います。今回は、糸満でのとぅばらーま大会ということで思いを込めて、下記の歌詞を選びました。

いくさゆー どぅ ばなあ うらみ (戦の世を私は恨む)
ぴぃとぅぬ うやふぁー ちりぢりなしねーぬ (人の親子をちりじりにしてしまった)

かぎや うしゅばん くいや ぬくり (影は失せても声は残り)
きゅーぬ なままでぃん なさきば ぬくし (今日の今までも情けを残しているよ)





(写真は、お囃子して頂いた弟子仲間の祐くん、笛を吹いて頂いた桶川美晴さんです)

そして、10月23日には川井民枝先生の記念公演の地謡としてまた、弟子仲間と国立劇場おきなわの舞台に立たせて頂くという大変光栄な機会を頂きました。民枝先生、本当に有難うございました。



11月6日にはコンベンション劇場にて、毎年恒例の「沖縄県社会福祉協議会資金づくり協力 第19回芸能チャリティ公演」に出演させて頂きました。


(ゴールデンハベラーズの皆さま)


(川井民枝道場の先生方)


(安室流室山会メンバー)

今年があれよあれよという間に過ぎてしまったので、来年のことをまだゆっくり考える余裕がありませんが、来年も健康に気を付けて、母のことも引き続き気を配りながら、頑張りたいと思います。
本年も皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


(12月5日、母の誕生日に「二人で着物で記念撮影&ランチ」を企画した時の写真です。私の小紋は叔母からの頂いたもの、母は あらがき衣裳店さんでお借りしました)
  

Posted by うみかじ at 23:53Comments(0)ごあいさつ日記

2016年10月23日 勤王流八重山舞踊 川井民枝芸歴30周年記念公演が開催されます!

2016年09月26日

来たる10月23日(日)13:30より、国立劇場おきなわ大ホールにて、勤王流八重山舞踊 川井民枝先生の芸歴30周年記念公演 第八回「踊り清冽(ぶどぅりかいしゃ)」が開催されます。

「~夢(いみ)かないひょうり~個性あふれる八重山の歌と踊り 歴代巨匠の夢舞台をここに再現!」とのサブタイトルにもあるように、民枝先生の夢にあふれた三部構成の演目となっており、第一部の幕開けは、民枝先生による、勤王流舞踊の二十二の手型から始まるそうです。貴重ですね!
第一部は、歴代巨匠の流れを継ぐ四つの流派がそれぞれ地謡を務めます。第二部では、民枝先生の縁の舞踊・太鼓の先生方を八重山からお招きしているそうです。第三部では、白保の豊年祭から奉納芸能を再現するとのこと。
今回、民枝先生にお声掛け頂き、私共、八重山音楽安室流室山会の女性チームも、地謡として第二部に2演目参加させて頂くことになりました。(第三部もお手伝いする予定です。ご覧になってのお楽しみです!)一同、お稽古に励んでおります。

川井民枝先生のお言葉で私が心に残っているのは、「舞踊は手話のようなもの」、歌の言葉、思いを伝えることを大切になさっているのだなぁとつくづく感じます。
民枝先生は、古島十字路のちょうど南東角にある「かわせみ」というお店もなさっています。(日曜休・18時くらい~24時くらい)
家庭料理の美味しいアットホームで素敵なお店です。
お店のほうにも、そして、10/23はぜひ、国立劇場おきなわへお越しくださいませ。

勤王流八重山舞踊 川井民枝
芸歴30周年記念公演 第八回「踊り清冽」
~夢(いみ)かないひょうり~
個性あふれる八重山の歌と踊り
歴代巨匠の夢舞台をここに再現!

日 時:平成28年10月23日(日)
開 場:午後1時 開演:午後1時30分
場 所:国立劇場おきなわ(大ホール)
入場料:3,000円
主 催:勤王流八重山舞踊保存会「無錆之会」
後 援:北部八重山郷友会、那覇市文化協会、南城市文化協会、佐敷文化協会
お問合せ:実行委員長 山里盛直 TEL:090-1947-0081

[演 目]
第一部
1. 勤王流舞踊二十二の手型
2. たらくじ節・くいがま節
3. 大浦越路節
4. 赤またー節・揚古見ぬ浦節
5. いやり
6. 無蔵念仏節・念仏口説
第二部
1. 満月太鼓ばやし
2. うりずんの歌
3. ふるさとの優蝶
4. 潮風
第三部
生まれ島白保の奉納芸能

[賛助出演]
踊り
正調正風会赤山正子舞踊練場
 教師 山田智代
光扇会萩堂久子舞踊研究所
 教師 多宇ひろみ
星流星風会前盛フミ舞踊研究所
 師範(太鼓) 高江洲明子、教師(太鼓) 赤嶺幸一、教師 赤嶺晴美

地謡
[三線]
那覇八重山古典民謡保存会
 師範 佐々木徹郎
 教師 宮野敬介
 教師 宮良享男
 教師 後原保光
 教師 山田 武
 教師 東川平成人
八重山古典音楽安室流保存会沖縄支部
 師範 玉代勢武
 師範 仲宗根充
 教師 竹田裕規
    石垣信岳
八重山音楽安室流室山会
 教師 神村るみ子
 教師 上間かなえ
 教師 藤原由利子
 教師 上原彩子
 教師 平良洋子
    十文字裕子
八重山古典音楽安室流協和会那覇支部
 教師 赤嶺栄徳
 教師 西銘勇
 教師 糸数建

[箏]
八重山古典民謡筝曲保存会
 師範 赤嶺弘子
 師範 根元良子
安室流室山会筝曲部会
 師範 赤嶺和子

[笛]
八重山民謡古謡横笛協会
 師範 我那覇常允
八重山古典民謡保存会
 入嵩西 諭
八重山古典音楽安室流保存会
 澤井毎里子
沖縄横笛協会
 桶川美晴

[太鼓]
琉球傳統太鼓雅会
 田里正夫
琉球音楽太鼓つくし会
 大城みゆき
  

8月6日に「第二回 みぃーどぅんの祭典~南風ぬいやり 八重山の歌と踊り~」公演を開催致します。

2016年07月09日

来たる8月6日、豊見城中央公民館大ホールにて、「第二回 みぃーどぅんの祭典~南風(ぱいかじ)ぬいやり 八重山の歌と踊り~」を開催致します。

「企画から運営、出演者も歌三線・箏・笛・太鼓・舞踊、全てを女性だけで行うという初めての試みで、流派を越えての」公演だった第一回のみーどぅんの祭典
あれから約3年、今回も、八重山の歌と踊りを愛する沖縄本島在住の女性たちが集い、様々な舞踊と歌をお届け致します。
ぜひ皆様お越しくださいませ。







第二回 みぃーどぅんの祭典~南風ぬいやり 八重山の歌と踊り~

日 時:平成28年8月6日(土) 午後1時半開演(午後1時開場)
場 所:豊見城中央公民館大ホール
入場料:2,000円

主 催:みぃーどぅんの祭典実行委員会

出演団体(順不同)
三線:那覇八重山古典民謡保存会・八重山音楽安室流室山会・八重山古典音楽安室流保存会・八重山古典民謡伝統協会
筝曲:八重山音楽安室流室山会
舞踊:柳清本流末の会 仲本末子琉舞研究所・勤王流八重山舞踊保存会 無錆之会 川井民枝舞踊道場・八重山舞踊勤王流 祥吉の会 上里愛舞踊研究所・八重山伝統舞踊勤王流 恵の会 山里恵子舞踊研究所・喜扇会舞踊研究所
笛:横笛協会・八重山古典民謡保存会・八重山民謡古謡横笛会
太鼓:鼓道響泉会 仲本末子太鼓研究所・琉球古典音楽太鼓雅の会:孫明流太鼓の会

【フライヤーより】
他流派と切磋琢磨しながら、八重山の歌と踊るぃで「南風ぬいやり」の舞台を作り上げてまいります。
チラシにあるサガリバナの花言葉は「幸運が訪れる!」出演者一同、心をこめて舞台をつとめます。

  

しまうたの系譜 vol.1 『島々清しゃ』 金城盛長

2016年05月12日

私共の師匠、金城盛長先生が去る3月30日、ハイレゾ音源でのアルバムをリリース致しました。
しまうたの系譜 vol.1「島々清しゃ」です。
しまうたを「普久原恒勇氏監修のもと初めてDSDにてハイレゾ収録しお届けする『しまうたの系譜』シリーズ第一弾」、とのことです。
フォーシスターズの伊波みどりさん、智恵子さんにお囃子でご参加頂き、宮古、八重山、伊江島の楽曲、そして盛長先生オリジナルの「揃てぃ遊ば」の全19曲が収録されています。

ご購入・視聴はこちらから。

----------以下、moraサイトの「作品紹介」より引用させて頂きます----------

[制作]
監修:普久原恒勇
企画・プロデュース・録音・撮影:磯田健一郎
録音:宮吉忠
録音アドバイザー:普久原朝之
録音スタジオ:普久原音楽事務所(2016年2月15-18日)
マスタリング:内藤哲也(Sony Music Studios Tokyo)
ジャケットデザイン:磯田重晴
A&R:原広太郎(Onebitious Records)
Executive Producer:一志順夫(Onebitious Records)

[演奏]
唄・三線:金城盛長
囃子:伊波みどり 伊波智恵子
口三線・囃子:平良祐
太鼓:佐喜眞要

[協力]
普久原音楽事務所

[Special thanks]
金城実・山里勇吉・知念宗真・金城盛市・宜野湾市長田区青年会・沖縄リハビリテーション福祉学院

『金城盛長のこと』 普久原恒勇

沖縄は今でも民謡が盛んだ。

古いうたを歌い継ぐこと――――
新しいうたが生まれ続けていること―――

この二つは並行している。
金城盛長は現在あまり歌われなくなった歌に眼を付けた。
伊江島に残る<きーぷぞー>だ。この歌を歌う人はもういない。
<きーぷぞー>は難しいということもあるが、三線を持たず「ザンシン」でもあるためにみんな敬遠する。が、盛長はこの歌を確実に自分のモノにした。その歌唱は絶品といって良い。
いまひとつ沖縄本島の歌い手が先島(宮古、八重山)の歌に挑戦することは決して好ましいことではないが、収録ではそのリスクを見ごとに克服してみせた。なかでも<池間ぬ主>と<佐良浜ぬ走馬>の歌唱は、近年稀にみる出来映えといえよう。
声、獅子奮迅の如し! 久々に馬力のある歌い手を聴いた。

注:「きーぷぞー」とは木で造ったきざみ煙草入れ、木枕にもなりキセルでプゾーを叩き乍ら歌うことから曲名となった。


[金城盛長プロフィール]
沖縄県那覇市松山出身。金城三味線製作所代表、金城盛長三線教室主宰、八重山音楽安室流室山会師範、琉球民謡音楽協会師範。1986年より沖縄民謡と三線制作を父である金城盛市氏に師事。その後、八重山民謡にも魅力を感じ、山里勇吉氏に師事。1992年、若狭三線道場開設。1999年からは、直接県外への指導に赴き、現在は全国に5カ所の研究所を持つ。医療法人おもと会・沖縄リハビリテーション福祉学院・作業療法学科にて、三線授業の非常勤講師をつとめる。師・山里勇吉のアルバム『八重山育ち』をはじめ、レコーディング参加多数。

[普久原恒勇(監修)プロフィール]
沖縄戦後最大の作曲家にして、レコーディング・プロデューサー。
<芭蕉布><肝がなさ節>をはじめとする沖縄スタンダードソングの傑作群は「普久原メロディー」として沖縄人の生活・風景になくてはならない存在。その創作意欲は歌のみならず琉球民族楽器による器楽・管弦楽という前人未到の分野の開拓にまで及び、作品数は400曲以上。名実ともに沖縄戦後最大の作曲家である。プロデューサーとしては沖縄を代表するレーベル、マルフクレコードでその手腕を発揮。嘉手苅林昌らの決定的名盤を制作する一方、幅広い音楽的素養を活かし沖縄音楽に新たなサウンドを導入。今日の沖縄音楽隆盛の基礎を築いたパイオニアとなった。



ハイレゾについて
•ハイレゾ商品は10曲入りCDアルバム1枚あたりの情報量と比較し約3倍~6倍、AAC-320kbpsの約15~35倍の情報量があり、購入からダウンロードが終了するまでには回線速度により10分~60分程度のお時間がかかります。
•ハイレゾ商品の再生には「Media Go」等のハイレゾ対応プレイヤーが必要です。

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なお、慶良間諸島の浜辺で録音した、こちらの作品もございます。

「Island Illusions vol.1 おきなわ音紀行 慶良間諸島編」

  

Posted by うみかじ at 23:21Comments(0)三線書籍・雑誌・CD

2016年3月21日 山里恵子独演会 舞姿 ~春風に舞う~が開催されます!

2016年02月16日

来月3/21(振替休日)に、八重山伝統舞踊勤王流惠の会の山里恵子先生独演会 舞姿 ~春風に舞う~が行われます。
今回、恵子先生にお声掛け頂き、私共、八重山音楽安室流室山会の女性チームが、女性地謡として3演目参加させて頂くことになりました(上原ぬ島節・月夜浜節・八重山育ち)。
恵子先生は、舞踊家としてだけでなく、歌手としても活動なさっていますが、今回は八重山舞踊の公演だそうです。
詳細は下記をご覧下さい。また、恵子先生のオフィシャルサイトにリサイタル情報もあります。
なお、フライヤーに「午後1時開場」とありますが、正しくは「1時半」です。

恵子先生は艶やかで美しい方なのにお話しするととても気さくで明るく、信念を持った素晴らしい女性です。休日の昼間公演となっておりますので、ぜひお誘い合せの上、いらして下さいませ!

八重山伝統舞踊勤王流惠の会
山里恵子独演会 舞姿 ~春風に舞う~


日 時:平成28年3月21日(月) 午後2時開演(午後1時半開場) 
会 場:国立劇場おきなわ小劇場
前売券:3,000円、当日券:3,500円 
Webから購入可能です( http://www.studio1011.co.jp )
チケットのお問合せ:山里恵子芸能企画(有)スタジオ1011
TEL:098-863-6408  E-mail:maisugata@studio1011.co.jp
後援:沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞社、沖縄テレビ、琉球朝日放送、ラジオ沖縄、在沖白保郷友会、八重山郷友会連合会

演目
第一部  鷲ぬ鳥節
     上原ぬ島節
     月夜浜節
     揚古見ぬ浦節
     古見ぬ浦・とぅばらーま(振付:山里恵子)

第二部 やいまの風
     武の舞(振付:山里恵子)
     白保の獅子舞
     八重山育ち(振付:山里恵子)
     新鳩間節(振付:山里恵子)
     あぶじゃーま

出演者
地謡  八重山古典音楽安室流保存会 仲宗根充研究所
     八重山古典音楽安室流室山会 山里勇吉研究所
                          金城盛長研究所

     琉球筝曲興陽会
     八重山古典民謡筝曲保存会  具志堅 道子
     沖縄横笛協会           座波 雪子
     孫明太鼓              国吉 昭子

踊り  八重山伝統舞踊勤王流惠の会 山里 静香
                         上里 幸枝

獅子舞 白保獅子保存会


山里恵子(八重山舞踊勤王流惠の会会主)
沖縄県石垣市白保生まれ
幼少の頃、今は亡き桴海のおばぁ(ヤギラアッパ)に舞踊の手ほどきを受ける。「タノール」のある娘と言われ舞踊の道を歩むきっかけとなる。
そして母、大島幸創作による「道頓堀小唄」「鳩間節」を白保部落の祭事や祝いの席で舞い、「アルシメ(大島の屋号)のブドゥリシャー」と呼ばれた。昭和52年に堀切トキ舞踊研究所入門、平成7年に山里恵子舞踊研究所開設。
山里恵子歌と踊りの祭典「母から娘へ」開催などの自主公演の他、琉球舞踊家との共演、チャリティーイベント、伊勢神宮式年遷宮沖縄文化祭に出演、八重山伝統舞踊集ビデオ・DVD全国発売。県内外で精力的に活動している。

  

2015大晦日のご挨拶

2015年12月31日

ご無沙汰しております。
うみかじです。
夏から更新がないまま大晦日を迎えてしまいました。
ブログをやめたわけではないのですが、書かなきゃと思いながら結果的に休んでいる状態です。

色々と理由はあるのですが、初夏にPCが故障して買い替えたのはいいけれど、動きが非常に遅く、全ての動作がいちいち止まるので、PCをほとんどつけなくなったこと。私自身の不調。母が夏に入院し、退院してからかなり後を引いたこと。その他・・・。
このような状況ですが、閉じたわけではありませんので、またたまに復活するかもしれません。

おかげさまで、母はかなり元気になりました。
私は来年、年女です。また原点に戻って前を向いて頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  

Posted by うみかじ at 23:16Comments(2)ごあいさつ

小浜島の通事 安貴さん(笛職人・奏者)

2015年08月21日



2015年4月6日の琉球新報の「島人の技」に掲載された、通事さんの紹介記事「小浜島の竹笛 通事 安貴さん 竹富町/独自の文化 次世代に/音にこだわり 竹も自前」。こんな方がおられるんだ~、と、記事をスマホで撮って保存していました。



記事によると、「1951年10月生まれ、八重山農林高校を卒業後、県警の音楽隊で約8年間演奏。2009年に退職」されてからは、「島に戻って通事家の竹林を管理」しながら笛の製作・販売をなさっているのだそうです。

すると、ある時、D先生のお弟子さんで笛の大先輩のIさんとお話していたら、通事さんの笛をご使用とのこと。「それはこの方ですか?」と、写真を取り出してお見せしたら、「そう!」。おー!そして、私の弟子仲間で笛の大先輩のJさん(内地在住)にも通事さんを紹介して下さったとのこと。早速ご連絡したら、私の手持ちの笛を見てお話、とお時間を作って下さり、那覇に出ていらっしゃった際に、初めてお目にかかりました。そして、持っていなかったキーの笛を購入させて頂きましたよ。
笛に失礼にならないように、練習しなきゃ!
  

Posted by うみかじ at 15:51Comments(6)三線

京都から富田林への旅

2015年06月05日

昨夜のマルチーズロック@京都 拾得ライヴの夜、夜中のラーメンで締めた私でありましたが、翌朝の朝食はしっかりなのであります。
何故って、宿泊したホテルが上等で、下のレストランで食べた朝食バイキングが素晴らしかったからであります。



京都に別れを告げ・・・。



母と私は電車を乗り継いで富田林へ。伯父の家に近い温泉宿ということで、かんぽの宿 富田林さんに宿泊しました。

ロビーを過ぎた所にあるお土産物店の地域色を前面に押し出した品々に、目が釘付け!








素晴らしい・・・!こんなの大好きなんです。


山の上にある宿なので、夜景が名物ということで・・・。


夜はこんな感じ。

犬山からも叔父夫婦が来て下さり、一風呂浴びて会食。




一番お手頃なプランだったのに、お料理も美味しく、兄弟にまた会えて母も嬉しそうで良かったです。



いつも「これが最後かもしれん」と言いながら毎回ずっと続いている母たちの再会。
みんな元気で、またお会いしましょう!

  

Posted by うみかじ at 16:45Comments(0)日記

マルチーズロックな旅(2015.5.27 京都・拾得Live)

2015年06月05日



橋の下世界音楽祭の後、名古屋ライヴを経て、5月27日に京都の拾得さんで、マルチーズロックのライヴがありました(vs HONEY MAKERさん)。

4月に京都にお墓参りに行ったばかりだけれど、拾得でマルチーズ、観たい!ってことで、母を道連れにまたまた京都へ(ライヴの時は母を母のお友達に預け)。マルチーズは翌日から大阪ツアーでしたが、私たちは大阪の伯父の所に行くため、ライヴは拾得の夜だけです。


京都に着いたら母と、ホテル下にある進々堂さんで昼食です。
その後、お墓参りに行き、それから私は、電話注文しておいたケーキを受け取りに、SECOND HOUSE ミーナ店さんへ。セカンドハウスさんは、私が学生の時からあった、手作り感のある可愛くて美味しくて温かいイメージのカフェなんです。
この日はメンバーのホールズさんがお誕生日なのですが、メンバーはツアーで移動してきたばかりで準備をする余裕がないので、私がお手伝い。
そして、ちょっと早めにお店に行くと、リハーサルが行われていました。


久し振りに、拾得のつけものピラフを!懐かしい~!美味しい~!!


ライヴが始まりました。

京都で派遣社員時代、仕事仲間だったSさんとMちゃんもわざわざ来てくれました。二人は、沖縄にも何度か来てくれたり、マルチーズが5年前に磔磔でライヴした時も来てくれたり、いつも本当にありがとうございます!















京都にいるけれど栄町にいるみたい。マルチーズロックワールド@拾得。いつものマルチーズを魅せてくれました。お客さんもノリノリ!

















対バンは、HONEY MAKERさん。
最初のMCがあまりに人の好い青年で拍子抜けしていたところ、サウンドは20代前半によくライヴハウスで観ていたロックンロールを思い出し、おばさんも血が騒ぎましたよ。Vo.のYUDAさんは、翌日の塚本ハウリンバーでも一緒にライヴだったそうです。


そして。あかねちゃんのピアニカと盛仁さん&全員のハピバスデーご唱和で、ホールズさんにバースデーケーキを!



ホールズさんお誕生日おめでとうございます!
また、無理をお願いして、ケーキを冷蔵庫に隠して頂いた拾得の皆様、本当にありがとうございました!


関東ツアーから帰ったばかりのふちがみとふなとさんも来て下さり、楽しい打ち上げとなりました。


ツアー疲れのため・向こうの畳間でお休み中の船戸さんも含めパチリ!


拾得ツアーも無事成功。マルチーズロックの皆さん、お疲れさまでした!

そして、私のシメはやはり・・・。

みよしの長浜ラーメンなのでした。

  

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2015.5.17「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」に参加しました。

2015年05月19日



2015年5月17日13時から、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアムにて行われた、「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」に参加しました。
私は現在沖縄県民ですが、内地出身です。しかし沖縄にこれ以上新基地を建設することに反対しています。その意思を示すために参加しました。何故反対なのか。沖縄の近代史を振り返り、そして沖縄戦体験者の方々のお話を聞き、基地を撤去してほしい、ましてや新たに作るなんて、と自然に思うからです。おじいやおばあの話を聞いて、そう思わない方が不思議だと私は思います。
そして、私はうちなーんちゅではありませんが、私たち沖縄県民は、日本政府から、理不尽な扱いをされていると感じます。
この大会には、県内外から多くの人が集まりました。基地問題は沖縄だけの問題ではなく、日本国民の問題なのですから、ごく自然なことだと思います。

沖縄では、昨年1月19日に辺野古移設の阻止を掲げた稲嶺 進市長が、移設推進派の候補に4155票差をつけて1万9839票を獲得して再選を果たしました。
そして、同じ年の11月16日の沖縄県知事選で、オール沖縄を掲げ新基地建設反対を公約とした翁長雄志氏が、前知事の仲井真弘多氏を10万票の大差で破って当選されました。
また、その年12月14日に行われた第47回衆議院議員選挙では、沖縄はすべての選挙区において、辺野古・高江への新基地建設に反対する非自民党候補が当選しました。
これら、「民主的な手続きの下で圧倒的に示された沖縄の民意」を無視して埋め立て本体工事を強行しようとする日本政府、そして国内外に対して、あらためて新基地建設反対の民意を示すために、人々は集まりました。


私は、早く行かないと入れなくなるだろうと聞いていたし、開会前のアトラクションも観たかったので、11時過ぎに会場に行きました。自宅から30分ほどで歩いて行ける距離なので徒歩で会場に向かうと、旭橋手前くらいから、県民大会に向かう人たちの列が生まれていました。
大会カラーはブルー。ブルーを身に着けた人々がセルラースタジオに向かって歩いて行きます。

さて、開会前のアトラクションは、KEN子さんの明るく元気のでる司会で進んで行きました。
幕開けは、おもろさうしの朗詠から。


そして、毎日辺野古のゲート前で反対運動を続けておられる、辺野古ゲート前チーム。現在療養中の山城博治さんが作詞されたという歌も歌われました。


読谷の「そべぽーぽー」さんのデュオ。


オペラ歌手の田村邦子さん。


そして海勢頭豊さんの「月桃の花」


アトラクションのトリは、でいご娘さんの「艦砲ぬ喰ぇー残さー」です。


そしていよいよ13時から、大会が始まりました。

【大会プログラム】
司会:宮城りな(普天間高等学校1年生)
<メッセージボードアクション>
1. 主催者あいさつ: 共同代表 平良 朝敬(島ぐるみ会議共同代表)

                     呉屋 守将(辺野古基金共同代表)
                     大城 紀夫(連合沖縄会長) *体調不良の為欠席・司会にてメッセージ代読
                     中山 きく (白梅同窓会会長)
                     大城 立裕(作家)
                     稲嶺 進  (名護市長)


2. 辺野古たたかいの報告    安次富 浩 (ヘリ基地反対協代表)

3. 辺野古・大浦湾住民代表   松田 藤子 (辺野古・大浦湾に新基地はいらない二見以上住民の会会長)

4. 沖縄アイデンティティー    佐藤 優   (作家、元外務省主任分析官)

5. 学生からのメッセージ     古堅 智美 (沖縄国際大学4年生)

6. 海外からのメッセージ     オリバー・ストーン(映画監督) *司会にてメッセージ代読

7. 県外からのメッセージ     鳥越 俊太郎 (ジャーナリスト)

8. 沖縄県知事あいさつ      翁長 雄志 (沖縄県知事)


9. 決議提案及び行動提起 事務局長 仲宗根 悟 (沖縄県議会議員)
<メッセージボードアクション>
10. ガンバロー及び閉会(止めよう辺野古新基地建設!議員団より)
                    玉城 健一郎(宜野湾市議会議員)、大城 敬理(豊見城市市議会議員)、比嘉 綾(豊見城市市議会議員)


周りを見渡すと、人、人。






私は外野スタンド席にいましたが、向かい側にあるステージの向こう側の内野席にも人、人。主催者発表では、3万5千人の参加だったそうです。


翁長知事のあいさつ(演説)の後、壇上の方々、そして参加者が総立ちとなり、スタンディングオベーション。思わず泣きそうになりました。

大会の様子は、下記リンクにてご覧になれます。どうぞご覧下さい。
「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」動画(琉球新報のHPより)

  

Posted by うみかじ at 01:45Comments(0)日記

嘉手納基地・黙認耕作地・砂辺の米軍上陸地モニュメント・辺野古を巡りました。

2015年05月16日

先日5月9日、沖縄に滞在中のKさん(「沖縄平和学習論」の著者で横浜市立大非常勤講師)と、Aさん(丹波新聞記者)が辺野古にいらっしゃるということで、私が運転手を務めることになり、同行させて頂きました。

まずは、道の駅かでなの道向かいにある黙認耕作地横の安保の丘から、嘉手納空軍基地(嘉手納飛行場)を眺めました。


「昼も夜も今日もわめくか米軍機」







目前を飛び立っていく飛行機。





黙認耕作地の向こう側に、駐機している飛行機が見えます。





北谷町砂辺の砂辺馬場公園に移動。「第二次世界大戦米軍上陸地モニュメント」を見たいとのAさんのリクエストにより。



沖縄戦で、1945年4月の米軍による沖縄本島最初の上陸地点が、ここ砂辺だったということです。70年前のその日、そしてむごい沖縄戦に思いを馳せます。





すぐ近くには、「砂辺の浜之歌碑」もありましたよ。







辺野古へ向かうため、沖縄自動車道に。途中、伊芸サービスエリアのレストランで昼食をとりました。



そして、辺野古に到着。私はいつも、まず浜辺の受付テントに直行してしまうので、あるのを知らなかったのですが、辺野古の海を見下ろす公園の丘にある、平和之塔です。



辺野古の浜辺の受付テントへ。初めての方は、こちらで色々な説明をお聞きになって下さい。







松田の浜に寄ってから、ゲート前へ移動しました。





こどもの日の後だったので、鯉のぼりが多数。風になびいて綺麗です。ムーチーの日の後に行った時は、ムーチーだったなぁ。








雇われたアルソックの人たちが団子になって何かを守っている近くに、Aさんが社会見学に近寄る。



集会では色々な人が入れ替わり立ち代わり、話したり歌ったり踊ったりしています。



私も一緒に歌ったりそこにいたり。色々な連帯の形があります。


辺野古の街にて。
新基地建設を強行されているのは、辺野古だけでなく、高江もです。

5月13日、私の住む那覇市では「『沖縄建白書』を実現し未来を拓くオール沖縄 那覇の会」さんが結成総会を行いました。
5月17日13時からは、「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が、3万人規模で沖縄セルラースタジアムにて行われる予定です。
私も、自分の意思を表明しに行きます。

  

Posted by うみかじ at 02:53Comments(0)日記

4月29日、北村三郎・芝居塾「ばん」さんの公演を拝見しました。

2015年05月16日

先月4月29日、沖縄市民小劇場あしびなー
で行われた、北村三郎・芝居塾「ばん」さんの公演を拝見しました。
・・・と言っても、仕事が終わって駆けつけたら、フィナーレの前の演目だったのですが・・・。
プログラムは下記のとおりでした(敬称略)。

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1.島うた
山川まゆみ&島うた少女テン

2.落語
玉城 智

3.毛遊び武術・舞方
風之舞(かじまーい)

4.琉球講談
「知念積高やんばる旅」
八木政男
 音曲:大城貴幸

5.フィナーレ
島うた少女テン・塾生一同


出演者の方々:ばん塾生(上間久雄・友利秋子・大谷高子・金城睦治・福原兼治・上間かな惠・山内範正・新屋毅・當間清子・大城貴幸・玉城智・島袋千恵美)
プロデューサー:備瀬善勝、補佐:大谷高子、構成・司会:上原直彦、 司会:島袋千恵美、舞台監督:高宮城実人
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フィナーレは、可愛い「島うた少女テン」の皆さんのお歌と踊りから。





この日は客席に、舞台人・芸能人の方々が多数おられ、上原直彦さんに指名されて舞台上でテンの皆さんと一緒に踊ることになった、川満聡さん。























とても雰囲気のいい公演で、会場のあしびなーとぴったり合っていて、楽しい気分にさせて頂きました。次回は全部拝見したいです!

  

Posted by うみかじ at 00:50Comments(0)Live,公演など

「4・28県民屈辱の日 県民大集会」に参加しました。

2015年05月16日



先月4月28日、県民広場で行われた、「4・28県民屈辱の日 県民大集会」に参加しました。
仕事が終わって県民広場に向かうと、雨にも関わらず、大勢の人々が集まっていました。(翌日の琉球新報によると、約2500人が集まったそうです:主催者発表によるとのこと。)

この4月28日という日は、1952年にサンフランシスコ講和条約発効に伴い、沖縄がアメリカの占領下におかれたまま日本から切り離された、屈辱の日と言われています。(2年前の岡留安則さんのコラムのリンクをご覧下さい)

集会が終わり、日も暮れてきた頃、牧志公園に向けて、国際通りをパレートしました。







いまだに、「沖縄は基地で食べているんでしょう?」とおっしゃる方がおられるのですが、いつの時代の話をなさっているのかと驚いてしまいます。確かに、基地で勤務なさっていたり、補助金を受けておられる方もいらっしゃると思いますが、基地関連収入の県経済に占める割合は、平成23年に4.9%まで低下しています。
ご参考リンクを下記にご紹介します。

・沖縄県のHP「(よくある質問)米軍基地と沖縄経済について

それから、こちらは表やグラフがわかりやすく、資料元等のリンクもあるのでご参考まで。
・真実を探すブログ 【驚愕】普天間基地返還で32倍の経済効果!基地がなくとも沖縄は問題なし!?一方で、政府は方針を変えず!防衛省「辺野古が唯一」

それから、誤解なさっている方も多いと思いますが、「普天間飛行場移設」と「辺野古新基地建設」は、イコールではないと思います。「辺野古が唯一の政策」というのは日本政府の怠慢とも思います。
ぜひ、下記のリンクもご覧下さい。
・沖縄タイムス(2015年4月6日)翁長知事と菅官房長官の会談 冒頭発言の全文
  

Posted by うみかじ at 00:32Comments(0)日記

新良幸人ひとり唄会(2015.4.26)@Music Cafe Kumoji

2015年05月16日


去る4月26日は、市民会館で由絃會さんの公演を拝見した後、久茂地のMusic Cafe Kumojiさんにて、新良幸人さんの久しぶりの那覇でのソロライヴを拝見しました。
着くともう後半も過ぎていて、「月夜浜」~「浜千鳥」でありました。
幸人さんの唄を初めて聴いたのは、1993年11月大阪で、藤木隼人さん、知念良吉さんとのツアー「南風の宴」での幸人withサンデー。
20余年たって、那覇に住んで、このようにまた幸人さんのライヴに来ているという、この月日の流れと様々なご縁に不思議な感慨を覚える夜でございました。

  

Posted by うみかじ at 00:07Comments(0)Live,公演など

由絃會師範・教師会 第四回地謡研修発表会「飛翔由絃」を拝見しました

2015年05月14日

先月4月26日、那覇市民会館大ホールにて行われた、由絃會師範・教師会さんの第四回地謡研修発表会「飛翔由絃」を拝見しました。
出勤だったので、駆けつけたら二部の幕開け合奏でしたが、二部だけでも充実した内容でした!一生懸命拝見しているとあっという間に時間が過ぎました。



演目のご紹介です。
【一部】
1 幕開舞踊 「四つ竹踊り・盛え栄え・作たる米
2 舞   踊 「稲まづん節之踊り」
3 舞   踊 「上り口説」
4 舞   踊 「浜千鳥節之踊り」
5 民   謡 「軽便鉄道・三月三日」
6 舞   踊 「高平良萬歳之踊り」
7 舞   踊 「しょんだうの踊り」
8 舞   踊 「花風節之踊り」
【二部】
9 器楽合奏 「渡りゾー・瀧落菅撹・満月太鼓囃子・由絃の歌」
10 舞  踊 「本嘉手久節之踊り」
11 舞  踊 「仲里節之踊り」
12 創作舞踊 「相合傘の踊り」
13 民  謡 「かりゆし祝い囃子・華うた遊び」
14 創作舞踊 「想い」
15 唐手舞踊 「鳩間節・唐手・獅子舞・黒島口説」
16 フィナーレ「いちんかりゆし」


写真を撮っていいのか迷っていたのですが、ふと見ると、カシャカシャ撮っているお人がチラホラ。それでやっと撮ったのが、ゆいゆいシスターズさんたち。



次は演目14番の創作舞踊 「想い」。舞踊は、玉城流 敏風利美の会・安次嶺利美琉舞研究所の皆様、そして、演目15番 唐手舞踊 「鳩間節・唐手・獅子舞・黒島口説」と続きます。













素晴らしい歌と踊りでした。笛や太鼓、箏、胡弓も素晴らしかったです。獅子舞は愛嬌があってほんとにかっこよく、そして、独奏の笛の音にまたうっとりしました。


フィナーレです。





由絃會の先生方、大変お疲れさまでした。楽しく勉強させて頂きました。

そしてこの日、会場で、新生「ゆいゆいシスターズ」さんのニューアルバムの販売もありました。



山川まゆみ先生と上原 唯先生の美しい歌声はもちろん、宮城マナミさんのお歌もキラキラしていて素敵です!15曲も堪能できて2千円は、気前が良すぎます~!
7月19日(日)には17時から、国立劇場おきなわ小劇場にて、CD発売記念公演があるそうですよ!
  

Posted by うみかじ at 01:51Comments(0)三線琉球民謡音楽協会様

ふだん着で着られる着物のお店@京都

2015年04月25日


東大路通りを、東山安井を過ぎて少し歩き、左に曲がって東向きに歩いて行くと、右手に「大塚呉服店」さんがあります。

この店員さんが、可愛くて親切でお見立てが良くて、素晴らしいのです。


久し振りに京都にお墓参り旅行することになり、京都に行くならぜひ、「普段づかいで着られる着物のお店に行きたい!」と、京都の着物の大先輩で憧れのピアニスト、大前チズルさんに教えて頂いて、行って来ました。本当は3軒教えて頂いたのですが、日程の都合で2軒にお伺いし、どちらのお店も素晴らしかったのですが、今回は、伊勢木綿の反物を仕立てて頂こうと、大塚呉服店さんにオーダーさせて頂きました。

私は、身長が高いので普通の反物では長さが足りず、もちろん仕立上りの着物では短く、中古品も質流れも親の着物も、どれも自分に合うサイズがなくて、着ることが出来ません。自分で仕立てて着るしかないのですが、幅が広い反物からしか選べないので、選択の幅が狭く、お金がかかるし、そうそう何着も買えない・・・。なので、普通の呉服屋さんの着物はもう手が出ません。それに、ちょっと外でお食事、という時に気軽に来たいので、そんな普段着の着物が欲しいなぁと思いました。

今回仕立てて頂く着物は、反物からきちんと仕立てて下さる着物ですが、洗濯機で洗えるそうです!
商品は伊勢木綿の反物なので、洋服の生地に比べればめちゃくちゃ安い!というわけでもないですが、着れば着るほどソフトに着られるという伊勢木綿。楽しみです。

着物だけにしようかと思ったのですが、この際、合う半幅帯も頂こう!と、リバーシブルの半幅帯等も買いました。着物が出来上がるより前に、手持ちの着物にも合わせて結べます。


着物は6〜7月頃に仕立て上がって送られてきます。送料は全国共通だそうで、1,080円、お仕立て料は1万円なので、とても良心的だと思います。場合によっては、生地だけ頂いて沖縄で仕立ててもらおうかと思ったのですが、仕立て代と送料がこれなら、仕立てまでお願いした方がいいなぁと思いました。なお、私は居敷当もお願いしたので、3,240円プラスです。

さて、もう1軒お邪魔したお店は、四条新町を少し下がった風情ある石畳の道沿いにある、「ミミズクヤ」さんです。




外観はこんな感じで、京都の民家のようなので、最初気づかず通り過ぎてしまいました。


ミミズクヤさんは、洋服生地で作る着物と小物のお店で、とにかく可愛いのです。裏地なしの単衣の着物で、布地だけで15,000円くらい、仕立て代はなんと、5,000円なのだそうです。ただし、居敷当はないとのこと。

素敵なお店があるので、また次回にお墓参りで京都に行く時の楽しみが増えました!

  

Posted by うみかじ at 23:57Comments(0)食べ物・お店

京都にお墓参りetc.旅してきました。

2015年04月25日



シフト休みに3連休があったので、G.W.前の気候のいいシーズンオフだ!とすかさず日程を組みました。母とお墓参りです。今回は、宿の空き具合の都合で2日目と同じ宿に連泊できなかったので、初日は朝日会館の向かいにある超街中のホテルに泊まりました。
檀家としてお世話になっている仁王門のお寺さんまで、10分程度、徒歩にて。(正面玄関は屋根の補修工事中だったので、写真は境内です。)

幸い滞在中ずっとお天気が良かったです。途中、だん王さん(檀王法林寺さん。エイサーのもとになる念仏踊りを琉球に伝えた、袋中上人と縁の深いお寺です)の前を通りながら歩いて行きました。

お墓参りした後、母はお友達と再会、私は着物のお店に、初日は夜もそれぞれ別行動です。
さて、京都の四条通りといえば、今、全国ニュースになっているのをご存知でしょうか。「歩くまち・京都」を掲げ、片道2車線ずつの道路を片道1車線ずつに減らして歩道を広げるという工事が進行中、元々市バスが多く通る道で交通量が多いのに、交通規制も行わずに1車線ずつにしてしまっているために、バスが停留所に停車すると後ろの車が全部止まらざるを得なくなり、交通渋滞を引き起こしているという。
元京都市民としてやはり興味があったので、見てみました。工事は、済んでいる箇所とまだの箇所とが所々にあるようです。


これは、四条河原町を少し祇園向けに行った所ですね。まだ工事に着手していない車線ですが、このようになっていて、通れませんね。


もう少し行って、四条大橋です。四条河原町の方を向くとこれ。


祇園方向を向くとこれ。片道二車線あるように見えますが、この地点でバリケードを張ってあるので、いずれにしても1車線しか使えません。

南座の前まで来たら、やたらと大勢の人だかりが・・・と思ったら、海老蔵さんの公演があるからのようでした!


この後、着物屋さんへ。これはあとで別途、ご紹介します。



さて。
私の中で、京都で一番好きなラーメンのお店といえば、みよし



ラーメン600円です。


ごまを掛けて・・・。あぁ、感無量の一杯でした!!


そしてまた、20代前半に通い倒したSesamoへ。

見るとホッとするあの懐かしい看板は、今はとりはずされて階段下スペースへ。



山田さんは健在です。渋い!!






この後、山田さんのサングリアも頂きました!Sesamoは、この日この後に会いに行った二組のミュージシャンの方々とお会いできたお店なのです。今は月に何度かになっているようですが、昔は毎日のように様々なミュージシャンの生演奏が聴けたんですよ。

そして、向かったのが、三条木屋町にあるわからん屋さん。


ふちがみとふなとさんの月1ワンマンライヴです。


4月26日には、ふちがみとふなとさんとパスカルズさんの3枚組アルバム(CD2枚とDVD)が発売されるということで、一足早く購入させて頂きました!


ふちがみとふなとさんは毎年11月頃に沖縄・石垣にライヴツアーに来られますが、先般、沖縄にてレコーディングもされていました。その時のアルバムは秋に発売予定だそうです。楽しみ!

そしてその後、大前チズルさんと13年振りくらいの再会!祇園のPiano Bar「サエラ」さんにて。
大前さんはピアノだけでなくヴォーカルもものすごく素敵!昔、Sesemoで船戸さんとデュオでライヴもなさっていたので、その時に知り、憧れのお姉さまでよく京都大阪のライヴに通いましたよ。


音楽以外でも教えて頂いたことは、私が沖縄に転居する前、まだブログがなかった時に、独学で個人HPを作った際、わからないことをさんざん大前さんに質問して助けて頂いたのも大前さん、そして今回の京都行きで、普段着着物を買えるお店を教えて頂いたのも大前さんです。


それにしても、何故歳を取らないのですか大前さん?


お会いできて嬉しかったです!

そして翌朝。ホテルの近くの進々堂にて朝食。ものすごく美味しそうなパンが並んでいました!



母はフレンチトースト。


私はハムチーズトーストで。

この日は鴨川沿いの宿に移動。
伯父・叔父(母の兄弟:下は80歳から上は満90歳まで3名)夫婦が集結して下さり、いつもの「これが最後かもしれへんで」という兄弟の再会も無事できました。


夜はみんなで会食です。


その日は偶然私の誕生日。狙った訳ではなく、伯父さん達には黙っていたのに、ご存知だったおじさまに、バースデーケーキを頂けました!
おじさん、ありがとうございます!


一番遠路はるばる愛知から来て下さった叔父さま。

翌日、伯父さんたちはそれぞれ帰宅され、私たちは那覇に戻ってきました。あっという間の二泊三日の旅でした。皆さま、ありがとうございました!  

Posted by うみかじ at 23:08Comments(0)日記