うみかじBlog

9月17日に宜野座村松田地区公民館で上演された、宜野座村松田区伝統芸能、幻の組踊「高那敵討」。
お父様（＝松田区芸能保存会の会長を務めた島袋光信さん）の遺志を継き、出演された長男・光樹さん、次男・慎さんですが、今月11月27日に宜野座文化センターがらまんホールにて、再演が決定したそうです！（スケジュールはこちら）

初演の時は仕事で行けなかったので、光樹さんに「再演する時は早めに教えてー！」とお願いしていた私。11/27は新良幸人さんサトウユウ子さんのCD「浄夜」発売記念ライヴもあるのですが、今回は、「高那敵討」を観に行かせて頂きます。シフトもかわってもらって休みにしたし、高速乗って宜野座へ行くよ～！
公演の詳細は下記の通りです。

宜野座村伝統芸能公演　松田区　組踊「高那敵討」
2011年11月27日(日)　開場：17:30、開演：18:30
チケット前売：大人1,000円、子供500円（当日：大人1,500円、子供800円）
＊未就学児入場不可
チケット販売所：村内各区事務所、みらい宜野座、がらまんホール1F事務所（火・日は休館日）
電話・メール予約可能
お取扱い：宜野座村文化センターがらまんホール（TEL：098-983-2613　24時間受付）
＊留守電話やメールにて予約の場合は、お名前、連絡先、催し物名、チケットの種類、枚数をお知らせ下さい。

主催／宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会
後援／宜野座村松田区、宜野座村教育委員会
助成／沖縄県文化芸術振興、産業創出支援事業

[あらすじ]----------------------------------------------------------------
主君の慶世盛の按司を殺して、政権を取った高那大主だが、若按司を取り逃がし行方もつかめず、気が晴れない。配下の米須大主に若按司を探し出し殺すように命令する。

落城の中、母は流れ矢で倒れ、若按司は田里大主に助けられ、山中の小屋に隠れ住むが、そこも危なくなり、若按司を家来に仕立てて山原目指して逃れていく。
目立たないように、人里離れた所に泊まる予定であったが、沿道の休憩所の立て札に「必ず立ち寄って下さい」とある。見ないで通り過ぎるのも不自然で疑われないか、何か理由があるのかと、思案したが、案内を乞う。出て来たのは慶世盛按司の家臣「有川の比屋親子」であった。無事と再会を喜び、名護山に隠れている池原の比屋の元に合流する。
池原の比屋配下の赤崎を高那の元に使わし、若按司一行が渡名喜島に隠れ住んでいること告げさせ、高那が渡名喜島に渡っている隙に城を攻めて敵を討ち取る計画をするが、米須大主に見破られ、赤崎は捕らえられ、計画は失敗する。
若按司一行は計画を立て直し、疑い深い高那の性格を逆に利用して、米須大主が若按司側に内通している手紙が間違って高那側の盛本の子の手に渡ったように見せかけ、知勇に優れた米須大主を陥れる作戦を実行する。米須大主は「敵の中に入って敵陣を乱す[反間の計]である」と高那按司を諌めるが聞き入れられず殺される。先に捕まっていた赤崎の訴えが逆に正しかった、と許される。
若按司側は、各地の味方を統合して、高那城を攻め滅ぼし、仇討ちを成し遂げた物語です。
力と力がぶつかり合う派手な合戦はないが、互いに相手の性格や癖を利用して、探り合い、騙し合う場面を、巧みに演じる役者の表現力で皆さんを感動に誘います。どうぞご期待ください。
-----------------------------------------------組踊「高那敵討」フライヤーより---------

[配　役]
高那大主：　　　　　大城　悟
きゃうちゃこ持ち：　名幸芳彦
米須大主：　　　　　金城　正
浜松の子：　　　　　小渡一義
盛本の子：　　　　　大城　淳
安座真：　　　　　　 知念幸則
供：伊集之木節踊り（二人）：寿崎哲也・城間　真
若按司：　　　　　　 仲間哲也
きゃうちゃこ持ち：　當眞　豊
田里大主：　　　　　島袋光樹
村橋の比屋：　　　 當眞　淳
有川の比屋：　　　 照屋　渉
乙　樽：　　　　　　　當眞　豊
金　松：　　　　　　　島袋　慎
亀千代：　　　　　　 城間　真
池原の比屋：　　　 金城敏明
山元の子：　　　　　大城勇人
赤　崎：　　　　　　　玻名城英巳
指導者：　　　　　　 嘉手苅林一
　　立方指導・演出、舞踊振付、台本補綴
助　手：　　　　　　　嘉手苅幸代
地謡指導：　　　　　新垣俊道