野嵩ゲートにて、そして。

2013年08月04日

沖縄県の総意を無視して、昨日、普天間基地にオスプレイ2機が追加配備されました。そして、野嵩ゲートで座り込みをしていた男性が、警官の制服のボタンを引きちぎったという理由で逮捕されました。
仕事はどうしても休めないので勤務しましたが、はらわたが煮えくり返っていました。そして悲しかった。

今朝は午後から所要があるため仕事をシフト休みにしていたので、野嵩ゲートに行きました。

野嵩ゲートにて、そして。

抗議と祈りを込めて市民が結んだ赤いリボン。

野嵩ゲートにて、そして。

「もうイヤダ」。・・・「土地けーせ(返せ)」というのもありましたが、この、「もうイヤダ」の一言に尽きるのではないでしょうか。私ごときがおこがましいのですが、万感こみ上げてきて何とも言えません。

野嵩ゲートにて、そして。

野嵩ゲートには、以前はこのような柵はありませんでした。参院選投開票の翌日に突然設置工事がなされました。昨年オスプレイが配備された前夜に、抗議行動で人々がそこにいたのを、また今回もされては困るということなのでしょう。

野嵩ゲートにて、そして。

暑い日差しの中、ご高齢の方も交じって、断固オスプレイを拒否する決意を表明しています。

野嵩ゲートにて、そして。

この後、昨日逮捕された方が拘留されている、宜野湾警察署に行き、解放を求める要請行動をしました。

野嵩ゲートにて、そして。

警察署の方はずっと拡声器で、「宜野湾警察署から警告します。宜野湾警察署前で抗議活動をしている皆さん、速やかに違法な集会をやめて立ち去りなさい」のような言葉を言い続けていました。
Yさんは、要請する代表者として警察署の中に入りたいとおっしゃっていましたが、1人も入れてもらえず、お話は平行線でした。

野嵩ゲートにて、そして。

明日は残りのオスプレイが飛んでくる予定だそうです。
日本は本当に民主主義国家なのか?」と、こんなことを言い続けなければならない国で、私たちは生きています。


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Posted by うみかじ at 23:46│Comments(2)日記
この記事へのコメント
ブログ主さまが京都出身とのことで、以前からこのブログを拝見しております。いつもエネルギッシュな記事をありがとうございます。
ブログ主さまは、沖縄に移住されてからそれなりの年月を過ごされているとは思いますが、あなたの意見は本当に“沖縄で生まれ育った人たちの思い”を代弁されているのでしょうか?
沖縄で生まれ育った友人がたくさんいる私の目から見ると、ブログでのあなたの主張は「沖縄タイムス」や「琉球新報」の受け売りとしか思えません。ご存じかどうか分かりませんが、両新聞社は、とても日本のマスコミとは思えない報道を日常的に行っていると私は感じています。紙面の記事を読むと、両新聞社が「中国の新聞社」だと仮定すると、すべて合点がいく内容です。
日本の領空・領海に対する中国の不法侵入には全く意義を唱えず、日本の正当な防護に対しては「軍国主義の復活」だとか「中国を挑発する」など、必要以上に騒いでいます。沖縄で開催される集会の参加者も、9割以上が本土の中国系の活動家じゃないですか。その事実も一切報道していない。
私の身内は「沖縄から基地が無くなると収入が無くなって困る」と言っています。
あなたには、もう少し真実を正確に把握してほしいと思います。
Posted by 京都民 at 2013年10月11日 23:13
> 京都民さま

以前からご覧下さっているとのこと、恐縮です。また、ご丁寧なコメントを頂きまして、ありがとうございます。
さて、ご意見を頂きましたので、それについて少々お答えさせて頂きます。

> あなたの意見は本当に“沖縄で生まれ育った人たちの思い”を代弁されているのでしょうか?

私のブログ、代弁しようとしているように見えますでしょうか?私の思いを書いているつもりなのですが、僭越ながらおこがましくも、代弁したいと思ってそうなっているのかもしれません。
なぜかと申しますと、根底に悔しさがあるからです。
以前自分のブログにも書いた一例で申しますと、
「9.9県民大会に10万人余が参加し、沖縄県全41市長村の首長がオスプレイ配備に反対しているにも関わらず、政府に一顧だにされず、たった3週間後にオスプレイが配備された。」
この例を出すとおそらく、県民大会の出席人数について「根拠がない」とおっしゃるかもしれませんので、そこは仮に1万人だとか2万人だとかご自由にお考えになって結構かと思いますが、本当に声をあげて、しかも正式に政府に申し入れてもなお一顧だにされないということに、私自身、本当に悔しさを感じているからです。
このように感じるのはもちろん、“沖縄で生まれ育った人たち”全員ではないでしょう。しかし、確かにいらっしゃるのも事実ですね。

> 沖縄で生まれ育った友人がたくさんいる私の目から見ると、ブログでのあなたの主張は「沖縄タイムス」や「琉球新報」の受け売りとしか思えません。

私が購読しているのは琉球新報ですので、同じように並べてタイムスのことも知っているようには言えないかもしれませんが、私は新報もタイムスも大好きです。
私自身、ごく一般的な市民で特に頭がいいわけでも知識が豊富なわけでもありませんので、受け売りと言われたら素直に、そうかもしれませんね、と思うばかりです。ただ、新報やタイムスに書かれていることの多くには、賛同していますね。

> ご存じかどうか分かりませんが、両新聞社は、とても日本のマスコミとは思えない報道を日常的に行っていると私は感じています。
紙面の記事を読むと、両新聞社が「中国の新聞社」だと仮定すると、すべて合点がいく内容です。

意味がよくわかりません。でも、どこかでお聞きしたことのあるような・・・。

> 日本の領空・領海に対する中国の不法侵入には全く意義を唱えず、日本の正当な防護に対しては「軍国主義の復活」だとか「中国を挑発する」など、必要以上に騒いでいます。
沖縄で開催される集会の参加者も、9割以上が本土の中国系の活動家じゃないですか。

・・・「本土の中国系の活動家」というのが何だかよくわかりませんが、そうなんですか?それは存じませんでした。

> その事実も一切報道していない。 私の身内は「沖縄から基地が無くなると収入が無くなって困る」と言っています。

基地関係のお仕事をなさっている方が、基地がなくなった場合の職や収入を心配なさるお気持ちは想像できます。私がその立場であれば確かに困ると思います。でももし基地が本当になくなる場合には、日本はそのような方々を手放しで放っておくような国ではないと信じたいですね。それは、国の政策で保障すべき問題だと思いますので。

> あなたには、もう少し真実を正確に把握してほしいと思います。

ありがとうございます。まだまだ未熟者でございますので、これからも勉強していかなければと思います。

なお、当ブログはたかが個人ブログですので、その点、どうぞ宜しくお願い致します。お気に触ることがございましたら申し訳ございません。
最後に、受け売りついでに、映画「標的の村」のフライヤーから、森さんという映画監督の方のコメントを引用させて頂きます。

---「標的の村」のフライヤーより---

公正中立などありえない。
なぜなら情報は視点なのだ。主観的で当たり前。
ところが現在のマスメディアは、
ありえない公正中立を偽装している。
特に大メディアになればなるほど、
この建て前は崩せないのだろうか。

・・・僕のその思いを、この作品はあっさりと覆した。
全編にみなぎる人々の怒りと悲しみは、
撮影クルーや取材する記者たちの
怒りと悲しみの声でもある。
すがすがしいほどに主観全開。それでいい。
だってそれが本来のメディアなのだから。
Posted by うみかじうみかじ at 2013年10月13日 20:27
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