うみかじBlog

昨日8月12日、豊見城中央公民館にて、「みゃーくあーぐ大会」が行われました。
このあーぐ大会は、沖縄宮古民謡協会さま（天久勝義会長）の創立40周年記念事業のイベントということで、宮古民謡を皆で歌って楽しみ、広めましょうという趣旨だそうです。
それなので、宮古民謡を歌えば誰でも参加でき、三線は弾かなくてもアカペラでも良し、笛や太鼓や人数も自由で、コンクールではないので1番2番を決めるのではなく、全員に何か賞を頂けるという和気あいあいとした大会でした。
会場も、日よけのある中庭のような野外で開放感があり、会場からも自由に手拍子やお囃子出来て、親しみの湧く大会で、総勢36名の参加者が楽しんで宮古民謡を歌われました。
私共、金城盛長研究所の門下生の有志も、囃子含め5名で参加させて頂きましたよ。



まずお昼の12時より、幕開けは砂川政義太鼓研究所の皆様による、太鼓合奏です。



続いての開会式では、記念事業実行委員会委員長の宮國喜効様や会長の天久勝義様、実行委員様による開会のご挨拶や注意事項説明です。







司会は、Hiraraさん。
出場者が歌う前に、まずはインタビューをして下さっていたHiraraさん。36名分のインタビューや歌紹介と合わせ、幕開けから夕方の閉会まで、本当にありがとうございました。気づけば、Hiraraさんの写真を１枚も撮れていない・・・。Hiraraさんすみません！（かわりにHiraraさんのブログよりお写真はこちらとこちら、ご覧下さい）

そして、審査開始！36名の曲目は下記のとおりです。

1. あだんやーぬ按司
2. 舞鳥千鳥
3. 上野野原の古謡
4. 平良の子守唄
5. 多良間しゅんかに
6. なりやまあやぐ
7. 豊年の唄
8. ワイドー宮古島
9. 家庭和合
10. 伊良部とうがに
11. あかだかぬあやぐ
12. 伊良部とうがに
13. 豊年のあやぐ
14. なりやまあやぐ
15. とうがにあやぐ
16. 多良間しゅんかに
17. 伊良部とうがに
18. 豊年の唄
19. 宮古上布の歌
20. なりやまあやぐ
21. 伊良部とうがに
22. なりやまあやぐ
23. 豊年の唄
24. とうがにあやぐ
25. 古見ぬ主
26. 鏡原馬場ぬあやぐ
27. 家庭和合
28. 大世栄
29. 池間ぬ主
30. 今日ぬどうたがかぎ祝す
31. 粟引きあやぐ
32. 平良の子守唄
33. 豊年の唄
34. 平和ぬ島ん誕生しゅうてぃ
36. 池間ぬ主



天久勝義会長の大阪のお弟子さんのIさんも、沖縄にいらして素敵な「伊良部とうがに」を聴かせて下さいました。Iさんとは、私たちの所属する琉球民謡音楽協会でもつながりがあるんです。

そして、私共の弟子仲間のニューフェイスKくん！彼は、入門2か月目にして「なりやまあやぐ」を独唱したホープです！
私の次がKくんという順番だったため、写真を撮ることができず、あとでKくんのお友達に頂いた写真はこちら。



そして、同じく弟子仲間のRくんとお囃子のY子さんで、「豊年のあやぐ」。同期でいつも切磋琢磨の二人です。





久松のお祖母様が苧麻を紡いだ形見の宮古上布を着て「とうがにあやぐ」を歌ったのがA子。見目も声も美しくて羨ましい限りです。





ちなみに、うみかじは「多良間しゅんかに」を歌わせて頂きました。
歌は、オリジナル曲あり、82歳の女性のアカペラの古謡あり、車いすで参加なさっていた方も素敵にお歌いになっていました。
36名の歌が終わり、審査員の先生方が審査に入られている間、ゲスト出演の方々の演奏・舞踊がありました。

宮國米男様の宮古民謡。



根間八重子舞踊研究所様の舞踊。



そして、砂川恵理歌さんの「なりやまあやぐ」と「一粒の種」。会場を巻き込んだ優しいトークと温かい歌声に会場は包まれました。



いよいよ審査発表！36名全員に、下記のどれかの賞を頂けるという、楽しい審査発表でした。



ちなみにA子は「忘しらいん賞」、R&Y子さんとKくんは「すでぃがふう賞」、天久研究所のIさんと、うみかじは「審査員賞」を頂きました。
最後は、開場の全員で、大きな輪を作って、クイチャーで大盛り上がり！クイチャーって、本当に楽しいんです！！ほんとにほんとにクイチャーは楽しいので、皆笑顔で会を終わりました。

その後出演者全員で記念撮影、そして私共の弟子仲間とIさんとでも記念撮影！



出演者全員に頂いた賞状と豪華賞品を手に、楽しい気持ちで帰りました。



私は、協会のコンクール以外の民謡のコンクールで、「大会」のつくものに参加させて頂いたのはこれが初めてでしたが、こんな楽しい大会だったらまた出たい！私共メンバー全員そう言っておりました。沖縄宮古民謡協会の天久会長、そして今回の大会にお誘い下さった事務局次長の下地武徳様、前日の設営や当日運営で大変お世話になった石原朝泰様、そして沖縄宮古民謡協会の皆様、本当にありがとうございました。
私共の師匠の金城盛長先生にも笑顔で報告させて頂きます。