宜野座村松田区伝統芸能 幻の組踊「高那敵討」観て来ました!

2011年11月27日

宜野座村松田区伝統芸能 幻の組踊「高那敵討」観て来ました!

今日は、宜野座文化センターがらまんホールにて、宜野座村松田区伝統芸能 幻の組踊「高那敵討」が行われました。
田里大主役の友人から再演のお知らせを頂いていたので、那覇から走って宜野座へ行きましたよ!

宜野座村松田区伝統芸能 幻の組踊「高那敵討」観て来ました!

がらまんホールは初めてでしたが、字幕もスライドで両側に表示されるし、ちょうどよいくらいの大きさの、素敵なホールでした。

組踊の前に、大城徳一さんという方がかぎやで風を舞って下さいましたが、これが、空手の演武のような舞いで、とてもかっこよかったのです。みんなにも見せたかったな~。
そして、組踊「高那敵討」ですが、想像していたよりももっとずっと素晴らしくて、立派な組踊でした。あらすじが多少ややこしいので(登場人物が多め)、初心者の私は、事前にあらすじを一生懸命読んでから行きましたが、字幕もあるし、わかりやすくて面白かったですよ。
松田の部落の青年方が演じていらっしゃるということですが、皆さんとても上等で、それにあのセリフの長いこと!よく覚えていらっしゃるなぁと感心しきりでした。

地謡の方々も、"出演者の方の動きを観ながら耳は聴きほれる"ような地謡で、本当に値打ちがありました。
組踊の中で歌われた歌は、
「散山節」(若按司が、一人生き残った我が身の辛さを嘆きながら歌う)
「長金武節」(若按司や田里大主一行が、やんばるに向かう時歌う)
「東江節」(有川の比屋親子の、親子の結びつきの深さを、「親子の仲とはこんなものか」と歌う)
「伊野波節」(有川の比屋親子が別れ際に、「親と子が別れるときには涙で袖を濡らすことだ」と歌う)
「口説」(山元の子が、翌日はいよいよ高那大主を討つ、という日に、事の流れを面白く思って歌う)
「伊集之木節」(高那大主の酒盛りの席で、高那大主の家来たちが「秋の月の光の下で心晴れ晴れと嬉しいことよ」と歌う)
「カンキャイ節」(若按司が、仇を討ち取った喜びを歌う)
でした。

宜野座村松田区伝統芸能 幻の組踊「高那敵討」観て来ました!

友人の光樹さんは、田里大主を演じていましたが、声がいいのは知っていましたが、本当にほれぼれするような美声とせりふ回しで、やっぱりすごいなぁと思いました。後ろに座っていたおばさん達が、「あの人うまいねぇ。声がいいさぁ。」と言っていました。
宜野座村だけで上演するのはもったいないですよ!是非那覇近郊の皆さんにも観せてあげたい!と思いました。
あと、余談ですが、今日何度も聞いたセリフは、「うがんちゅみやびてぃ」。「承知しました」です。勉強になるなぁ・・・。


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Posted by うみかじ at 23:59│Comments(2)Live,公演など
この記事へのコメント
みつきの晴舞台見たかった。もしかしてその写真がみつき!?(O.O;) なんか分からないさぁ。

「うがんちゅ みやびてぃ」私も京都で初めて組踊りみたときもそのセリフが耳に残ってました(^.^)

そのセリフでなぜか会場のお客さんがザワザワしてたような。

ほんとにもっと色々な場所で公演して欲しいですね。
みつき お疲れ様でした。
うみかじさん 報告にふぇーでーびる( ̄ー ̄)
Posted by 亀ちゃん at 2011年11月28日 12:44
> 亀ちゃんさん

本当に、亀ちゃんさんにも見せたかったです!
でも、これ、どう見ても光樹さんでしょ(笑)

宜野座では、観て感じたままをストレートに口に出すお客さんがあちらこちらにいらして、そのリアクションを聞くのも白かったですよ。
リラックスしたあの雰囲気もまた楽しかったです。
「高那敵討」、国立劇場でも上演して頂きたいです!
Posted by うみかじうみかじ at 2011年11月28日 23:28
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