漲水ぬ声合(クイチャー)

2006年10月31日

11/25に予定している発表会で、皆でクイチャーを踊るため、研究所では先日から練習を始めました(まだ2回)。
先週は、宮古出身の先生に指導に来て頂いて、初回の練習をしました。見真似で踊れそうなのにどうしても途中でわからなくなるのがクイチャー。私たち若狭三線道場には、宮古で生まれ育った宮古出身者がいないので、誰もクイチャーが踊れないのです。お忙しい中わざわざ来て頂いて教わったことには、クイチャーは6拍子の繰り返し。
ニノヨイサッサイ ヒヤサッサ!で飛び上がって、それまでの6拍子で踊っていたものの変形のカチャーシーのような踊りを2回繰り返してまたさっきと同じパターンに戻ります。

踊り系は一切苦手な私。人より余計に努力しないとできません。おまけに、理屈を理解して納得してからでないと覚えられない性格ときています。
まずは歌を歌えないと踊れない。音源に合わせてとにかく歌う。
そして、踊りは・・・。私の手元には映像がない。クイチャーも人によって踊り方が違うんだろうけれど、とりあえず、誰かが繰り返し踊っていて、タイミングさえ確認できるものがあれば。・・・高良レコードさんに電話して、「クイチャーの踊り方、みたいなDVDかビデオ、ありませんか?」と聞くと、「みんなでノリノリ、クイチャー、というビデオがあります。」よし、イチかバチかそれをGetしてこよう!
私たちの教わったクイチャーは、最後に手を叩くのが1回、こちらのビデオのクイチャーは2回でした。でも、どちらも6拍子の繰り返し。かなり速度が速いので、最初はキャー無理ー!という感じでしたが、つかむと乗れるようになり、色々と結構参考になります。
みんなでノリノリクイチャーに合わせて、宮古の先生に教わった手拍子2回のクイチャーを踊る。ダイエットになります!(マンションの下の方ごめんなさい。)

発表会には皆で楽しくクイチャーを踊り、また12月末に琉球民謡音楽協会が宮古のマティダ市民劇場にて公演させて頂く、宮古島市誕生1周年記念チャリティ公演「琉球民謡・芸能の夕べ」にも気持ちをつなげていきたいと思います。


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Posted by うみかじ at 00:26│Comments(2)三線
この記事へのコメント
今日はご無沙汰しています。若狭の皆様お元気ですか。25日は発表会後の打ち上げを楽しみにしている今日この頃です。大阪でも踊り練習していますよ。テンポを捉えるのが結構難しい踊りですが、先生に習って見よう見まねでがんばっております。リハーサルでまた細かいところ教えてくださいね。
Posted by かじまやーHY at 2006年11月03日 11:54
> HYさん

コメントありがとうございます。こちらは皆元気に頑張っていますよ。
大阪の皆さんもお稽古頑張っておられるそうですね。

クイチャーは、歌が4拍子だとすると、1番の歌詞では、
「漲水ぬ~」から始まって「ニノヨイサッサイ」までで4拍×9回、
「ヒヤサッサ」で飛び上がって次の歌に入るまでの間奏で4拍×3回、
の繰り返しですが、踊りは6拍子の動作のサイクルなので、
「漲水ぬ~」から始まって「ニノヨイサッサイ」までで6拍×6回、
「ヒヤサッサ」で飛び上がって次の歌に入るまでの間奏で6拍×2回、
の繰り返しで、どちらも合計48拍で帳尻が合うんだと思います。

もっと細かく言えば、「漲水ぬ船着きぬ」と歌うと、歌が4拍子を3回繰り返す間に踊りの6拍子が2回ピタッとはまるので、手を打つ場所と歌詞は自ずと合ってくると思います。

本当は、宮古の人みたいに、適当に踊って何となく皆が合えばいいのですが、私達はまだまだだし、遠隔地の皆が当日集まって本番を迎えるのですから、ある程度決まりごとを飲み込まないと、息が合わなくなってしまいます。

でも、皆で踊ると、クイチャーって楽しいですね。
本番は、HYさんの地謡を聴けるのを楽しみにしております。大阪の皆さんにもよろしくお伝え下さい。
Posted by うみかじ at 2006年11月04日 01:16
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