うみかじBlog

今年も民謡コンクールの時期が近づいてきました。
三線のコンクールと一言でいっても、古典と民謡があり、民謡の中でも沖縄県内にはいくつもの協会や会派が存在して、それぞれの実施要項に従って、コンクールが行われています。
「コンクール」と呼んで新人賞、優秀賞などの賞をめざしますが、勝ち抜き入賞を狙うというよりは、合格か不合格かの判定を受けるという、検定試験に近いものだと私は思っています。

私の所属する琉球民謡音楽協会では三線部門の他に筝曲部門・笛部門・胡弓部門・太鼓部門（但し三線部門以外は、現在は新人賞までの設定しかありません。）もあります。また三線は沖縄民謡・宮古民謡・八重山民謡のいずれかから受けることになります。

内地にもこのコンクールのために猛練習に励んで、わざわざ受験にやってくる稽古熱心な方々が大勢いらっしゃいます。
以前は私もその中の一人だったのですが、前回旅人だった時に優秀賞に合格させて頂いてから、引っ越したり色々バタバタしたりして毎年見送っているうちに、5年もブランクがあいてしまいました。
しかも前回は、琉球民謡音楽協会の発足前で、琉球民謡協会だった時なので、音楽協会のコンクールを受けるのは今年が初めてです。
コンクールを受けたことのある方はおわかりになると思いますが、あの場に立つ緊張は試練以外の何者でもありません。あの経験をする前と後では、皆、意識がかわると言うくらい勉強になる機会なのですが、今の私には相当恐ろしいプレッシャーとなっています。
でも、いつまでも足踏みしていても仕方ないので、今年はとにかく受験します。
1ヶ月以上続く咳と肋骨の痛み（咳のしすぎ）で通院してますが、単なる風邪の残りという診断なので、なんとかやりすごしてベストを尽くせるようにしたいと思います。