うみかじBlog

昨日11月17日、琉球民謡音楽協会 平成24年度師範・教師免許試験が行われました。
本年度から器楽部門（筝曲、太鼓、笛）の試験も新設され、筝曲部門教師2名、太鼓部門教師3名、笛部門教師2名、三線部門教師13名が合格しました。（本年度、師範の受験者は無しでした）


おめでとうございます！


ママおめでとう！


さて、私事ではございますが、不肖うみかじも、今回三線の教師免許試験に合格させて頂くことができました。
師匠の金城盛長先生の門下で長年勉強させて頂きながら、何のご恩返しも出来ず、なかなか決心もつきませんでしたが、昨年の教師免許試験を見学させて頂いた時には、来年は・・・と意識しておりました。
それでも、ちゃんと師匠に意思を伝えたのはこの春くらいで、かなり勇気が必要でした。
盛長先生は私たちに、どこの歌であろうといい歌はいい、ということで、沖縄民謡、八重山民謡、宮古民謡を教えて下さっています。
盛長先生は、八重山民謡では山里勇吉先生の安室流室山会、沖縄民謡では前川朝昭先生の前川流です。
そして、すでに教師免許を頂いている弟子は2名とも、内地在住で八重山部門での受験でした。
私は、自分が民謡コンクールで最高賞・大賞ともに本島部門で合格させて頂いていることや、そういったことも含めて考えて、本島部門から教師免許を受験することにしました。
八重山民謡に関しては、室山会で頑張らせて頂くつもりでおります。

本島部門からの課題曲は、「白鳥節・唐船どーい」、「浜千鳥・谷茶前」、「南洋浜千鳥・宮古根～かいされー」からの抽選でした。
私は、こういう試験の場では、早弾きはしたくない！しかも、「きっちり、しっかり」演奏するのがポイントの試験なので、余計に緊張します。しかし、あえて挑戦でした。
私は「南洋浜千鳥」が好きなので、これを含んだセットに当たりたかったのですが、引いたクジは、「白鳥節・唐船どーい」でした。「白鳥節」はあまり好きではなかったので、ほとんど練習していませんでしたので、これが当たったということは、練習しろ、ってことなんだな、世の中うまくできてるな～と思いました。おかげでこの歌も普通に好きになりましたよ。

当日は歌う順番が最後の方だったので、待ち時間が長く、緊張しているのかダレているのかわからなくなりましたが、何とか落ち着いて歌うことができました。
これも、応援に来て下さったN舞先生やお稽古仲間の皆さんのおかげです、本当にありがとうございました。そして、翌日の公演を控えてお忙しい中、差し入れを持って来て下さったるみ子さん、本当にありがとうございました。
そして。
こんな不肖の弟子を今まで見捨てずにずっとご指導下さった盛長先生、本当にありがとうございました。
でも実際、免許試験は、課題曲さえできれば受かります。
これからが大変、これから勉強だと、身の引き締まる思いです。
この未熟者をどうぞこれからも、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。