うみかじBlog

先月初めて参加した、那覇市観光協会の那覇まちまーい事務所さんが企画なさっている「那覇まちま～い」。
前回行った「奥武山と山下町すーじぐゎーま～い」が楽しかったので、今日は、「風水のムラ　久米村（くにんだ）で琉球チャイナを見る」コースに参加して来ました。

今回のコースは1月～5月のコースで、「旭橋駅改札前集合、仲島の大石（なかしまのうふいし）=>東町市場跡=>天使館跡、下ヌ天妃宮跡（しちゃぬてんぴぐうあと）=>上ヌ天妃宮石門址（うぃーぬてんぴぐうせきもんあと）=>久米大道（くにんだうふみち）=>孔子記念像=>久米小公園=>東寿寺跡、堂小屋敷跡（とうじゅでらあと、どうぐゎーやしちあと）=>福州園」、6月～10月の夏期は暑いのでお休みになるコースです。

泉崎バスターミナル裏あたりは昔、仲島遊郭だったとか、今パチンコの「M's garden」になっている辺りは東町市場だったんだとか、戦前は那覇と呼ばれる地域ではこの辺りが一番栄えていたとか、今の那覇医師会がある辺りには昔、冊封使の宿泊施設である天使館があって、昭和初期には、10・10空襲で焼失するまでは那覇市役所や市役所の塔が建っていたとか、ガイドの方の説明を聞きながら、今更ながらそうだったんだーと思いながら歩きました。


いつも何気なく通る医師会の裏に、こんな案内板があるのに気づきませんでした。

コース項目には含まれていませんが、途中ガイドさんが立ち寄ったスポットで、山田写真機店さんがあります。久米大通りのレストラン「マンジャーモ」さんの向かいくらいにあるのですが、こちらは写真家の山田實さんのお店で、お店のウィンドウには、山田先生の撮影された昔の沖縄の写真が多数掲示されており、定期的に貼り換えされるのだそうです。お店の前で写真を見ながらガイドさんがお話をして、立ち去る際にお店の中に挨拶されたところ、なんと山田實さんご本人がお店の外に出ていらして挨拶して下さいました。御年92歳だそうです。お見受けしたところもっとお若い感じでしたよ。

色々歩いた中で、知らなかったのが、福州園のすぐ横にある東寿寺跡、堂小屋敷跡です。東寿寺というお寺の側にあった堂小屋敷で、もともとは久米村の生活困窮者を救済する施設だったのが、琉球王朝がなくなったあと、救済システムが回らなくなりスラム街のようになったのだそうです。



そこから松尾山（現在の松山公園）に向かって坂を上がり左に曲がるとすぐ福州園の正面玄関です。



福州園は、中国・福州市との友好都市締結10周年と那覇市の市制70周年を記念して造られたもので、来年が20周年なのだそうです。来年は大きな催しがありそうとか。塩害等で傷んでいた塗りなどが、最近かなり改装されたそうです。


鯉（下の方にあります）が滝を上ると、龍になるそうです！


中国の十二支が並ぶ橋。


福州園の向こうには、建て替え工事中の那覇商業高校が見えます。


石の敷物も職人技ですね！福州園の石や資材、そして職人さんの技術は、全て福州市からのものなのだそうです。


福州園内にも見つけました！イチョウ。


福州園の一番北西の展望台から西を望むと、隣には新しい公園が。福州園と公演の間には、現在若狭にある孔子廟が移転されるのだそうです。向こうの海の方には、この夏開通する、海中道路の入り口が建設中。
今回も、色々と発見した、那覇まちま～いでした。