琉球民謡音楽協会 平成22年度師範教師免許試験

2010年11月20日

琉球民謡音楽協会 平成22年度師範教師免許試験

今日は、東風平の南部総合福祉センターで行われた、琉球民謡音楽協会の平成22年度師範教師免許試験を見学に行きました。
教師になる、という試験は、例えば民謡コンクールのような類のものとはまた意義も違うものだと思いますし、このような志を持って試験に臨まれる方々には本当に頭が下がる思いです。
今年度は教師免許試験の受験者のみで、16名の方が受験されました。

教師免許試験では、まずウォーミングアップで「かぎやで風」と「盛い栄い」を合唱(今回は16名を前半・後半の2グループに分けて1グループずつ合唱)。初めて合わせる面々で合唱するのは難しいだろうなぁと思います。
その後、本調子と二揚の課題曲を1曲ずつ、ひざまずき(正座)で歌います。
古典や他の民謡の協会では、コンクールの際にひざまずきだったりするようですが、私共の協会では、民謡コンクールの時は立って歌うので、ひざまずきだと審査員の目線と合ってしまうし、変な緊張感があるに違いありません。
それに、まず、右手で三線を持って舞台に入ってきて座り、座った前に三線とバチを横向けに置いてから、きちんとお辞儀をし、三線とバチを持って構えて演奏し、終わったらまた三線とバチを置いて、お辞儀をし、三線とバチを持って立ち上がって退場する。・・・これ、何でもなさそうに思いますが、この所作も慣れていないと、不自然で美しくない立ち居振る舞いになるんだろうなぁと、思いました。
それから、ちんだみ(調弦)ですが、これも、人前でちんだみする時のやり方というのもある程度練習しておくべきなんだなぁと実感しました。音が合ったかどうか、やたら音を出しまくるのも美しくないなぁと。
その点、舞台経験が豊富でいらっしゃるからか、大工先生の研究所の伊藤さんはちんだみ含め、所作に本当に無駄がなくて美しかったです。

さて。18時から始まった試験も、休憩をはさんで20:30頃終了し、21時頃に合格発表があり、11名の方が合格されました。
私共の研究所からは受験者はありませんでしたが、同じ室山会の大工哲弘先生の研究所からは、伊藤さん、山本さん、小西さんが見事合格されました!おめでとうございます!

琉球民謡音楽協会 平成22年度師範教師免許試験
お三方の素敵な笑顔です。(あっ、なんか斜め上からのアングルになってしまってすみません!)

琉球民謡音楽協会 平成22年度師範教師免許試験
大工先生や応援に駆け付けた弟子仲間の皆さんも一緒にパチリ。

それから、広島からは、仲西さんも受験で帰郷され、見事合格なさいました!本当におめでとうございます!
試験を運営して下さった先生方、そして受験者の皆様、本当にお疲れ様でした。


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Posted by うみかじ at 23:59│Comments(0)琉球民謡音楽協会様
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