大きい先生の一周忌

2009年10月16日

今日は、師匠のお父様、盛市先生の一周忌です。早いです・・・。
盛市先生、というとパッと思い出すのはやっぱり、三味線店に伺うと横の作業場からニコニコと出てこられる、タオルとシャツの職人姿の盛市先生。
いつも色々と話しかけて頂きました。師匠に用事で訪問してご不在の時も、盛市先生がおられるとほっとしたなぁ。

また、昔、私が琉球民謡協会の新人賞を受験する前、コンクールのリハーサルで(琉球民謡協会の頃は、公民館の畳の広間で、支部の先生方の前で順番に歌うというこわ~いリハーサルがあった)、唇がプルプル・歯がガクガクするほど緊張したので(本番以上に緊張した)、終わってから盛市先生が来て下さり、そんなに緊張しなくていいよ(というのを方言で)、と一生懸命おっしゃって下さったのが昨日のようです。

いつだったか、まだ師匠のお譲ちゃまが小さくて、師匠の上に乗って遊ぶくらいの時でしたが、一度、おうちでご一家の昼食の時に伺ったら、盛市先生に一緒に食べて行きなさいとおっしゃって頂き、恐縮しながら頂いたことがありました。
あんなことは、後にも先にもあの時だけでしたが、暑い日で、何の話の流れだったか、「こんな暑い日に弁当を持ち歩いたら痛んでしまうよ。」というようなことを言われたのを、細かいことまで心配して下さるんだなぁと何故だかこの思い出の中ではここがピンポイントで印象に残っているのです。(変なことだけ思い出すなと師匠に怒られそう・・・?)

今日は仕事がシフト休みだったので、昼間に手を合わせに行きましたが、写真の中の盛市先生も素敵な笑顔でした。
今はまだこちら側にいる私達は、こうして時々盛市先生のことを思い出して、懐かしく思い出話をしていきましょうね。


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Posted by うみかじ at 20:50│Comments(0)ご冥福をお祈りいたします
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