ホームヘルパー2級講座 7回目「寝衣の着脱」

2009年02月16日

今回のスクーリングでは、利用者さん(介護施設等を使用されている介護の必要な方)の寝衣の着脱を実習しました。
1. ベッドに横になっている片方に麻痺のある方の、寝衣(浴衣)から丸首トレーナー上下へのお着替え。
2. ベッドに横になっている、全介助の必要な方の、寝衣(浴衣)から寝衣(浴衣)へのお着替え。

人の衣服を脱がしたり、着せたりって、難しいですね。
自分でできることは出来るだけ自分でやって頂いて(残存能力の活用)、動かない部分はお手伝いするのですが、ヒジが引っかかって袖が脱ぎ着しにくいし、自分のやっている作業に夢中になっていたら、ふと気づくとかなり腰が痛い!
先生に「それでは腰を痛めますよ」と言われて、(あっほんとだ、きつい・・・)。しかも、現場では、肌の露出をさせないために、タオルケットをかけたままその下でお着替えするとのこと、そんな難しいことできませーん!

利用者さんにはすっかり横になって頂いてますが、着衣にシワがあると、それが褥瘡(じょくそう)、つまり床ずれの原因になってしまうので、シワのないようしなければならず、・・・見ていると簡単そうなことも、やってみると色々と難しいものなのでした。
また、「脱健着患(だっけんちゃっかん)」、つまり、上肢や下肢に麻痺や障害がある場合は、それがない側から脱がして、障害のある方から着せる、というのがとても重要なのだそうです。

それから。
「利用者には4つの権利=安全である権利、知る権利、選ぶ権利、意見を言う権利)があり、この4つの権利が守られるようにしなければならない」という原則があるとのこと。
例えば、着替えの前に「Aさん、汗をたくさんかいたので、着替えましょうね」(何故着替えるかを知る権利)とまず声掛けをする。
そして、何着か着替えの服を見せて、「どれがいいですか?」と選んで頂く。(選ぶ権利)
ベッドから車椅子に移動してもらう時には、必ず車椅子が動かないようにロックをかけてから、座って頂く。(安全である権利)
のような感じです。
これって、介護ではものすごく大事なことで、介護福祉士の実技試験でも、このようなポイントを抜かすと、大きな減点になるのだそうです。

あと、余談で、自然治癒力を高めるための療法で、薬物療法や理学療法作業療法などの他に音楽療法アロマ療法カラー療法アニマル療法回想療法笑い療法やハグ療法などもあるよね、という話があり、音楽療法のところで、「言霊ってあるけど、音楽には音霊がありますよね。」という先生の言葉が印象的でした。
言霊と音霊が合わさった、歌ってきっと、素晴らしいんだはず。


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Posted by うみかじ at 23:58│Comments(0)日記
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