母の米寿祝い

2019年02月28日

母の米寿祝い
先日の県民投票の日、波上宮隣りの神宮會館にて、母のトーカチ(米寿祝い)を致しました。

母の米寿祝い
親戚は沖縄に一人もおらず、遠隔地からわざわざ来てもらうわけにもいかないので、このような祝宴は行わないつもりでしたが、昨年弟子仲間のTさんに勧められ、やっぱりしようかな、という気持ちが生まれました。
でも、親戚でもない方々に時間を作ってご足労頂くことに躊躇し迷いましたが、やった方がいいよ、と言って下さる方々に背中を押されて決心しました。それなので、米寿祝いは本当は数え88歳でするものですが、満88歳でのトーカチとなりました。
皆さん、それはお祝いしなくちゃ、と二つ返事でお越し下さり、余興のお願いをした方々にも快くお引き受け頂きました。本当に感謝しております。

母の米寿祝い
当日の司会は私が行いました。当日までには、母の衣装選びや会場との打合せ、招待状や席札・プログラムの作成、司会の台本作り、BGMの準備、笛や唄三線の練習等、まるで小さな披露宴を仕切っているような感じでした!

母の米寿祝い

幕開けの「かぎやで風」は、舞踊・地謡とも弟子仲間が披露してくれました。正確には、舞踊は宮城流優舞の会 宮城能舞琉舞研究所のお二人(三線と両方お稽古されています)、地謡は八重山音楽安室流室山会です。私も司会席から走って行って笛で参加しました。

母の米寿祝い

母の米寿祝い
私が司会なので、両手を支えないと足元が危ない母を、入退場時、先輩が介添えして下さいました。

母の米寿祝い
母の88年の人生で、初めてのかんぷー・琉装姿です。

母の米寿祝い
献杯の儀式(あやかりの盃)では、母がお世話になっているケアマネージャーさんやデイサービスの介護福祉士さんにお手伝い頂いて、5名の方に、母からお酒とお塩と昆布をお受け取り頂きました。
この後、一旦お色直し退場して、会場外で早着替え(実は琉装の下にドレスを着ています)。

母の米寿祝い
かんぷーしていた頭は、代わりに帽子をかぶせて、再入場!

母の米寿祝い
娘が言うのもおこがましいのですが、なかなか素敵じゃありませんか?

母の米寿祝い
そして、非常に手前味噌なのですが・・・、母への思いを込めた歌詞の「とぅばらーま」を歌わせて頂き、母に花束贈呈しました。
母の米寿祝い

今回の祝宴は、前半に一連の儀式や余興、後半はお食事とゆんたくタイム、という構成にしました。この前半のトリを飾る素晴らしいゲストは、新良幸人withサンデーさんです!
母の米寿祝い

母の米寿祝い
初めて拝見した1993年の「南風の宴」からお二人の大ファンで、私が1994年に那覇で1年一人暮らしをした頃から親切にして頂いて、今回もお忙しい中、快くお越し下さり、本当に私たちは果報者です。2002年に母と転居した頃には、幸人さんご一家と非常にご近所さんだったので、母のこともご存じでいて下さって、今回は奥様のN子さんとお嬢様のTちゃんもお越し下さいました。N子さんには母のことで相談にのって頂いたりケアマネさんを紹介して頂いたりして、常々お世話になっています。

全部で21名(4テーブル)の会場なので、サンデーさんはステージ上で、幸人さんはテーブル席の一角でなんとマイクを使わず歌って下さいました。
曲目は、「祝節」・「あやかり節」(照屋林助さん作)・「月ぬ美しゃ」・「満天の星」。
他に考えて下さっていた曲もあったそうなのですが、私のリクエストに応えて、「月ぬ美しゃ」を歌って下さいました。「THE SHOW CASE NAHA 1994」にも収められている、大好きなこの曲。この日来てく下さったTちゃんにも縁のある歌だと思ってリクエストしました。歌って下さり、本当に嬉しかったです。心に染みる唄と演奏の贈り物、本当にありがとうございました。

母の米寿祝い母の米寿祝い

母は、この日食欲旺盛で、琉装からドレスに着替え、ひな壇からテーブル席に移ってから、モリモリ食べていました。
昨年末のご挨拶ブログに、「今年は前半に2回入院したが後半は落ち着いていた」というようなことを書いたのに、クリスマスイブから発熱してまさかのインフルエンザと持病併発、年明けに退院してから長らく、食事以外は眠り姫で何もできず、このまま寝たきりになるのかと心配しましたが、ここまで元気になって本当に良かったと思います。
トーカチでは皆さんに大切にして頂いて、母も幸せなひと時を過ごさせて頂きました。

母の米寿祝い
ご出席下さった皆様が、母のためにご協力下さり、皆様のおかげでつつがなく会を終えることができました。
母に刺激を与えるために皆様を巻き込んで、私のわがままを実行させて頂き、本当にありがとうございました。

母の米寿祝い
記念品の母の名入り一合瓶と、手土産にして頂いたふくぎやさんのバームクーヘンです。

母の米寿祝い
母は今、お花に囲まれて暮らしております。


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Posted by うみかじ at 03:12│Comments(0)日記ごあいさつ
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