PATILOMA 波照間古謡集1

うみかじ

2009年08月14日 23:20

一昨日のお稽古の時に、稽古仲間のZさんに教えてもらったCD「PATILOMA 波照間古謡集1」。
今年発売されたもののようですが、「久保田麻琴さんによるフィールド録音」で、「波照間古謡 初のCD作品化」なのだそうです。
こんなCDが出てたんだ、すごい!と、翌日すぐに買いに行きました(Zさん教えて下さってありがとう)。

ほとんどが三線なしで、私などは聴いたこともなかった曲が色々入っています。
波照間の知人に聞いてみると、「角皿ぬアヨー」「中皿ぬアヨー」などは、1年のうちでも神事の時にしか歌われない歌なのだそうです。
いいのだろうか?と思って検索してみると、2007年発売の「沖縄音楽総攬(下巻)」というものにも収録されているようでした。

波照間の女性の唄者、ということで思い出すのが、数年前に亡くなられた故 前野恒子先生。
知人に連れられて、1999年11月にお宅にお邪魔した時に、前野先生を囲んでゆんたくしたり、歌ったりしたのでした。
昔は、女が三線をするなんて言ったら笑い者で、隠れて練習したとおっしゃっていました。
隠れて、と言っても、キビを刈りながら声を出したり、夜中皆が寝静まってから3時頃まで練習していたとおっしゃっていたので、部落の方々はご存知だったようですが・・・。
艶々したお声のかわいらしい方でした。お元気でいらしたら・・・と残念です。

さて、このCDを聴いていたら、久しぶりに波照間にも行きたくなりました。前回は2007年の8月頭だったし・・・。
もう今年は夏季休暇も取得してしまったので、向こう半年間くらいの間で、計画してみようっと。

関連記事